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災害データから考える火災保険

災害のデータから火災保険(損害保険)の付保を考える

新しく建てられた建物の住宅の性能は上がっている(耐震、耐火)にも関わらず火災保険全体の損害率は上がっていると言えます。1995年~2003年ごろまでは、火災保険全体の損害率は30%~40%の水準でした。それ以降、損害率は上昇、下降となりましたが、2011年以降の火災保険の損害率は大規模災害が多かったこともあり、高水準で推移しています。

一般的な損害率の考え方 損害率=保険金÷保険料

※過去20年間の火災保険の損害率 出典:日本損害保険協会より抜粋 (2014年度は4~9月まで)

1995年1996年1997年1998年1999年
30.5%32.7%31.1%42.3%44.9%

 

2000年2001年2002年2003年2004年
38.3%40.6%35.2%35.3%73.9%

 

2005年2006年2007年2008年2009年
45.6%47.2%41.0%40.5%39.9%

 

2010年2011年2012年2013年2014年
38.3%155.1%79.2%60.7%70.4%

 


 

日本の風災・水災など災害をもたらした気象事例 2011年~2015年

災害をもたらした気象事例 出典:気象庁から抜粋

 

2015年

関東、東北で記録的な大雨住家全壊24棟、半壊12棟、一部損壊94棟、床上浸水7,280棟、床下浸水12,035棟など

 

2014年

関東甲信、東北、北海道で大雪・暴風雪不明
沖縄地方、九州南部・奄美地方で暴風・大雨住家全壊14棟、半壊3棟、一部損壊107棟、床上浸水331棟、床下浸水1,053棟など
四国を中心に広い範囲で大雨住家全壊14棟、半壊162棟、一部損壊857棟、床上浸水1,648棟、床下浸水5,163棟など
西日本から東日本の広い範囲で大雨住家全壊35棟、半壊129棟、一部損壊3,034棟、床上浸水2,117棟、床下浸水3,406棟など
東日本太平洋側を中心に大雨。沖縄・奄美と西日本・東日本の太平洋側を中心に暴風住家全壊2棟、半壊4棟、一部損壊251棟、床上浸水671棟、床下浸水1,869棟など

 

2013年

西日本から北日本の広い範囲で大雨住家全壊49棟、半壊72棟、一部損壊68棟、床上浸水774棟、床下浸水1,218棟など
秋田県、岩手県を中心に記録的な大雨住家全壊12棟、半壊118棟、一部損壊1棟、床上浸水315棟、床下浸水1,626棟など
島根県で記録的な大雨不明
四国地方から北海道の広い範囲で大雨住家全壊48棟、半壊208棟、一部損壊1,394棟、床上浸水3,011棟、床下浸水7,078棟など
西日本から北日本の広い範囲で暴風・大雨住家全壊86棟、半壊61棟、一部損壊947棟、床上浸水1884棟、床下浸水4,258棟など

 

2012年

西日本から北日本にかけての広い範囲で、記録的な暴風不明
九州北部を中心に大雨住家全壊276棟、半壊2,306棟、一部損壊192棟、床上浸水2,574棟、床下浸水8,409棟など
近畿中部を中心に大雨不明
沖縄地方から近畿地方太平洋側にかけて大雨・暴風。
沖縄地方、九州地方を中心に高波・高潮。
不明

 

2011年

新潟県や福島県会津で記録的な大雨住家全壊74棟、半壊1,000棟、一部損壊36棟、床上浸水1082棟、床下浸水7,858棟など
紀伊半島を中心に記録的な大雨住家全壊379棟、半壊3,159棟、一部損壊470棟、床上浸水5,500棟、床下浸水16,594棟など
西日本から北日本にかけての広い範囲で、暴風や記録的な大雨住家全壊34棟、半壊1,524棟、一部損壊3,665棟、床上浸水2,270棟、床下浸水6,297棟など

 

日本付近で発生した主な地震被害

日本付近で発生した主な被害地震をご覧ください。

地震のデータはこちらをクリック

補償危険ごとの傾向(火災、落雷、破裂・爆発ほか)

  • 家が火事にあった場合
  • 雷による高電圧によって電化製品が壊れた場合
  • ガス漏れによって爆発が起きた場合

出典:損害保険料率算出機構

火災、落雷、破裂・爆発

「火災、落雷、破裂・爆発」の保険金支払いのうち大半を占める火災による支払いは、概ね減少傾向にあります。

住宅の出火件数の減少

 住宅の出火件数傾向
2010年14,715件↓減っている
2011年14,271件減っている
2012年13,564件減っている
2013年12,995件減っている
2014年12,362件減っている

消防法、建築基準法などによる規制が進められた結果、建物の不燃化、消化・消防設備の普及が進み住宅を火元とした出火件数は年々減少しています。

補償危険ごとの傾向(自然災害)

  • 台風や竜巻で屋根が飛ばされた場合
  • ひょうが降って屋根やカーポートが壊れてしまった場合
  • 豪雪によって屋根や住宅が壊れてしまった場合
  • 豪雨による洪水で住宅が床上まで浸水した場合

出典:損害保険料率算出機構

自然災害(風・雹(ひょう)・雪災、水災)

自然災害による保険金の支払いは、災害の発生回数や規模に応じ、年度ごとの変動が大きいという特性があります。2011年以降は台風や豪雪などにより保険金の支払いが高額な年度が続いています。特に、2013年度は関東・甲信越で発生した雪災により突出しています。

自然災害は年度ごとに変動が大きい

 風災・ひょう災(保険金)雪災(保険金)水災(保険金)※支払い件数
2010年69億円151億円22億円41,089件
2011年499億円214億円120億円120,635件
2012年471億円192億円102億円141,556件
2013年304億円1,285億円86億円278,712件
2014年283億円138億円98億円95,987件

 

補償危険ごとの傾向(その他水漏れ損害など)

  • 凍結による水道管破裂
  • 老朽化が進んだ給排水設備により生じた漏水等

出典:損害保険料率算出機構

その他 水漏れ損害など

水漏れ損害とは、水道管から水が漏れ、床が水浸しになるなどの損害です。近年、保険金の支払いは増加しています。

水漏れ損害は増え続けている

 保険金※支払い件数傾向
2010年125億円23,150件↑増えている
2011年162億円29,113件↑増えている
2012年177億円32,260件↑増えている
2013年178億円33,785件↑増えている
2014年186億円35,376件↑増えている

 

建物の老朽化

建物のが古くなるにつれて給排水設備の老朽化が進み、漏水等の事故の増加が懸念されます。建築年数別に見ると、築19年以上の住宅戸数は1998年には2,122万戸でしたが、2013年には2,918万戸に増加し、構成割合も60%を超えています。

既存住宅戸数の推移

 築19年以上(構成割合)築9~18年(構成割合)築8年以下(構成割合)
1998年2,122万戸(49,5%)1,197万戸(27,9%)965万戸(22,5%)
2003年2,302万戸(51,5%)1,203万戸(26,9%)961万戸(21,5%)
2008年2,584万戸(56,1%)1,158万戸(25,2%)862万戸(18,7%)
2013年2,918万戸(60,9%)1,112万戸(23,2%)759万戸(15,8%)

 

「教えて!火災保険」自然災害は住宅にどんな被害をもたらすのか?

「教えて!火災保険」自然災害は住宅にどんな被害が起きるの?

大規模な自然災害は住宅にどのような被害をもたらすのでしょうか?事例を挙げて簡単に説明します。

  • 大型台風は?・・・風災による住宅の破損、物体の飛来による損壊など
  • 大雨は?・・・河川の氾濫、土砂崩れによる損害、浸水など
  • 雹(ひょう)は?・・・屋根のクラック、カーポートの破損など
  • 地震は?・・・火災、損壊・埋没、液状化、津波など
  • 豪雪は?・・・屋根の崩落や破損、水道管凍結による破損や水漏れなど

自然災害の規模が大きければ大きいほど、住宅に与える損害も大きくなる可能性が高くなります。そこで火災保険の風災・雹(ひょう)災・雪災、水災、地震保険の補償は大切といえます。自然災害の事故は住宅が全損になる恐れもあると認識しましょう。

※自然災害であっても火災保険の約款上、お支払い対象外となるケースもございます。

 

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