大幅値上げの火災保険料その対策はあるのでしょうか?
「火災保険の満期を迎えたら、同じ条件なのに保険料が2倍近くになってしまった。」「火災保険の値上げが大変な金額に。これって本当なの?」平成28年9月現在、マンション管理組合の火災保険に対する管理組合の皆さまにそんな声が増えてきました。それもそのはずです。各損害保険会社は平成27年10月の改定により火災保険の保険料を改定しています。
一部のマンション管理組合では、必ず先に訪れる火災保険料の値上げに備えて管理費や修繕積立金の見直しを検討している管理組合もあるようです。それだけでなく値上げ対策として次回、火災保険満期時における保険会社の選定を早めに検討されていたり補償内容を見直したりしている管理組合もあります。
そんな中、火災保険の満期が2年、又は3年先等のマンション管理組合で弊社も案内をしている日新火災の「マンションドクター火災保険」を検討されるところも少なくありません。
マンションドクター火災保険の見積もりを検討される管理組合の皆さまにお伝えしたい3つの注意事項です。
- マンションドクター火災保険は無料の「マンション管理適正化診断」を受けていただかないと正確な見積もりができないこと。
- 「マンション管理適正化診断」は無料ですが、大規模修繕が近くに予定があれば診断はその後にすること。
- マンション管理適正化診断には有効期限※があること。
※診断有効期限は築20年未満のマンションは5年。築20年以上のマンションは3年。例えば、築20年以上のマンションは「マンション管理適正化診断」を受けたときに火災保険の満期が3年以上あるのなら火災保険満期の前に再度、診断する必要があります。
マンション管理組合、管理会社から「保険料の試算をして欲しい」という依頼がありますが、すぐに見積もりは出来ません。マンションドクター火災保険のお見積りは「マンション管理適正化診断」の後になるという事が他の保険会社と大きく異なるところです。
マンション共用部分の火災保険については自然災害が増えたこと、老朽化などの理由により水漏れ事故が増えたというこの2つの危険増加により保険会社にとっては大幅に保険料を上げざる負えない状況になって現在に至ります。
弊社のような小規模の代理店にもマンション管理組合の理事の皆様からマンション管理組合の火災保険の問合せが入るようになりましたので、火災保険の改定からいよいよ火災保険の満期を迎えた管理組合の皆様の中には保険料の大幅UPになっている現実は徐々にですが、現実味を帯びて多くの管理組合の皆様に浸透してきたようです。
そのような状況の中、他の保険会社には無いマンション管理状況によって保険料が変わる日新火災のマンションドクター火災保険に注目が集まるのも自然な事でしょう。マンション管理新聞ほか、新聞の広告、ニュースリリースなどでも取り上げられていますので、理事会の中でも日新火災のマンションドクター火災保険の事が議題に上がるようになったところもあるようです。
ですが、マンションドクター火災保険にも弱点があると思います。それは管理状態が良好ではないマンションは診断を受けたとしても診断の点数が低いと保険料は高くなることがあるという点です。それともう一つ、大規模修繕工事の前にマンション適正化診断サービスを受けた場合と大規模修繕工事後にマンション適正化診断サービスでは、診断の点数が異なる可能性があります。マンション適正化診断サービスは無料ですが一度診断を受けると5年間は受けられません。
まだまだ認知度は高いといえない日新火災のマンションドクター火災保険ですが、火災保険の満期までお時間があれば焦らずにゆっくりと検討していただければと思います。
マンションドクター火災保険のお見積りをご希望される管理組合様は弊社にご相談くだされば幸いです。